2022-02-16 10:10:55
「適格なステーブルコイン」を定義
米国のJosh Gotthiemer下院議員は15日、「ステーブルコインのイノベーション・保護法案」の草案を発表した。「適格な」ステーブルコインを定義して、他のより不安定な暗号資産(仮想通貨)と区別することで、消費者や投資家を保護することを目的とするものだ。
ステーブルコインとは
価格が常に安定している(stable)仮想通貨を指す。ステーブルコインは暗号資産の一種で、BTCやETH、XRPなど変動性のある資産とは異なり、米ドルなどに裏付けられその価値($1)を保つことが目的だ。米ドルの裏付けによるステーブルコイン(USDT・USDC)のほか、DAIやUSTといったアルゴリズムを利用するステーブルコインもある。
▶️仮想通貨用語集
法案は、適格なステーブルコインを、次のようなものとして説明している。
適格なステーブルコインを、要求があった時に、1対1で米ドルと交換可能な仮想通貨と定義する。また、2種類の適格な機関のいずれかが発行するものとなる。すなわち、銀行など、保険付きの預金を取扱う機関、あるいはそれ以外の適格なステーブルコイン発行者だ。
法案は、「システム上のリスク、詐欺、不正な資金調達を防止することに役立つ」ものだという。
法案の概要には、次のように書かれている。
ノンバンク(銀行以外)の適格ステーブルコイン発行者は、米ドル、米国債などの米国政府発行証券、および通貨監督庁(OCC)が適切とみなすその他の資産からなる準備資産を、少なくとも発行資産の100%をカバーできる範囲で維持しなければならない。
また、現金による裏付け資産は、連邦預金保険公社(FDIC)が保険を提供する口座に分離して保管する必要がある。
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