カナダ当局、コインベースとクラーケンCEOらの発言を問題視 

仮想通貨



2022-02-23 09:00:39

コインベースCEOらの発言を問題視

カナダのオンタリオ州証券委員会は、暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースとクラーケンのCEOがツイートした内容を問題視し、現地の警察機関に報告した。地元メディアRegina Leader Postが21日に報じた。

両氏は、セルフカストディ型ウォレットの重要性を示唆するツイートを行っており、このことが、デモ鎮圧のため、その資金源の抑制する政府側から問題視された格好だ。

バックグラウンド

現在カナダでトラックデモ鎮圧のため、緊急事態法が発動されていることがある。デモは、カナダ政府が米国との国境を越えるトラック運転手にワクチン接種を義務化したことをきっかけとして開始した。

ワクチン義務化に抗議するトラック運転手らが、道路占拠や、国境封鎖を続けていることから、トルドー政権は2月中旬に緊急事態法の発動に踏み切った。

これを受け、王立騎馬警察(RCMP)は仮想通貨取引所に、デモに資金を提供するウォレットの取引を停止するよう通知。RCMPは、仮想通貨取引所だけではなく、銀行など従来型金融機関からクラウドファンディングプラットフォームまで、金融セクターの広範囲を対象として同様の指示を行っている。

関連:カナダデモ鎮圧、警察が特定の仮想通貨ウォレットの取引停止を要請

カナダ王立騎馬警察(RCMP)とは

カナダ連邦政府の国家警察。自動車が発明される前の時代から存在しており、かつては馬により巡回していたため「騎馬警察」の名前が残っている。

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