米財務省、Ronin資金流出の背景に北朝鮮のハッカー集団を特定

仮想通貨



2022-04-15 08:55:05

北朝鮮のハッカー集団がハッキングに関与か

米財務省は14日、北朝鮮のハッカー集団ラザルス(Lazarus)の暗号資産(仮想通貨)アドレス一つを新たに制裁対象リストに加えた。これは、Axie Infinity(アクシーインフィニティ)のハッキングに関与していたとされるアドレスである。

このイーサリアム(ETH)アドレスは、EtherScan上でも「Roninブリッジを標的としたハッキングへの関与が報告されている」として警告の標識が立てられていたものだ。

現在、このアドレスは14万以上のETHを保有。現時点の市場価値で500億円超の価値があることになる。

経緯として、NFT(非代替性トークン)ゲームのアクシーインフィニティは3月29日、サイドチェーン「Ronin」のブリッジから計700億円超相当のイーサリアムとUSDC(USDコイン)が不正流出したことを発表。

その後、被害に遭ったユーザーに補償するため、約185億円の資金調達を行っていた。大手仮想通貨取引所バイナンスが主導し、Animoca Brands、アンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)その他企業も出資している。

関連:NFTゲーム「アクシーインフィニティ」開発企業、180億円超を資金調達 バイナンスが主導

アクシーインフィニティとは

NFTのキャラクターを育成したり戦わせたりするゲーム。プレイヤーがゲームで仮想通貨を獲得し、それを現地の法定通貨に変換できる「Play-to-earn」という仕組みが備わっている。

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米財務省の発表を受けて、アクシーインフィニティの開発スタジオSky…

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