1000億ドル市場のDeFi(分散型金融)──GWに学ぶ暗号資産の新領域

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2021-05-01 08:00:00
1000億ドル市場のDeFi(分散型金融)──GWに学ぶ暗号資産の新領域

暗号資産(仮想通貨)の取引サービスを手がける米コインベース(Coinbase)がナスダック市場に上場したが、多くのアナリストは上場時の時価総額が1000億ドル(約11兆円)を上回ると予想していた。

4月14日の上場当日、時価総額は一時1000億ドルを超えたが、当記事執筆時点、コインベース株(COIN)は初日の終値328ドルを下回る295ドル付近で取り引きされている。

一方、コインゲッコー(CoinGecko)によると、DeFi(分散型金融)トークンの時価総額の合計は1280億ドル(約14兆円)で、トップ5にランクするトークンはUNI、LINK、LUNA、AAVE、CAKE。

DeFiトークンの時価総額推移
出典:CoinGecko通常、DeFi市場について語る際に時価総額は使わない。ユーザーが利回りを獲得するためにDeFiに預け入れた資産の額を使う。

そして今、その数字も似たような金額規模になり、DeFiに預け入れられた資産は1000億ドルを超えた。

これは非常に大きな数字であり、暗号資産がメインストリームになり始めているなかで、なぜか見逃されているDeFiに再びスポットライトを当てる必要があるだろう。

DeFiに預け入れられた資産は「TVL:total value locked」(預かり資産)と呼ばれる。イーサリアムのTVLは、データサイトのDeFiパルス(DeFi Pulse)によると、約660億ドル(約7兆2000円)で、1月1日の150億ドルから4倍以上に膨れた。

DeFiが活況なのは、イーサリアムだけではない。バイナンス・スマート・チェーン(BSC:Binance Smart…

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