暗号資産ファンド、2021年7月以来の流出額──前週の買いから一転

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2022-05-24 10:10:50
暗号資産ファンド、2021年7月以来の流出額──前週の買いから一転

暗号資産(仮想通貨)ファンドは先週、暗号資産と株式市場の下落を受けて、2021年7月以来の流出超となった。米連邦準備理事会(FRB)が来月からバランスシートを縮小することが要因の一つとなっている。

コインシェアーズ(CoinShares)によると、5月20日までの1週間、暗号資産ファンドへの資金流出入額は前週から3億8000万ドル減少し、約1億4300万ドル(約183億円)の流出超となった。今年2番目の流出額だ。

「この1年に暗号資産に参入した個人投資家と機関投資家の双方が大幅な損失を抱えていることから、暗号資産に対する信頼は大きく揺らいでいる」とOandaのシニア・マーケットアナリスト、エドワード・モヤ(Edward Moya)氏は述べた。

わずか2週間前はテラ(Terraブロックチェーン)の暗号資産テラ(LUNA)とステーブルコインTerraUSD(UST)の崩壊による市場下落を買う動きがあり、資金流入額は2022年の最高額まで上昇していたが、雰囲気は一転し、荒れ模様となった。

ビットコイン(BTC)は5月9日の週に、2020年12月以来の安値となる2万5892ドルまで下落。その後はやや回復し、3万ドル付近で横ばいとなっていた。日本時間24日9時30分頃には3万ドルを割り、2万9200ドル付近となっている。

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