ビットコイン、FOMCの影響と次のビッグイベント【仮想通貨相場】
2022-06-16 09:45:00
著者 松田康生(まつだやすお)楽天ウォレットシニアアナリスト
東京大学経済学部で国際通貨体制を専攻。三菱UFJ銀行・ドイツ銀行グループで為替・債券のセールス・トレーディング業務に従事。2018年より暗号資産交換業者で暗号資産市場の分析・予想に従事、2021年のピーク800万円、年末500万円と予想、ほぼ的中させる。2022年1月より現職。
ポイント
・20,000ドルに肉薄
・セルシウスに続きThree Arrows Capitalへ、テラ事件の余波が続く
・FOMCは75bp利上げも、次回は50bpに含みを残し、市場は好感
・来週もイベント続くが、それまでは小反発か
昨日のBTC相場
昨日のBTC相場は下に行ってこいの展開。
火曜日に20,000ドル(約270万円)台で下げ止まり22,000ドル(約300万円)台に値を戻していた。昨日は火曜日の年初来安値を更新、20,000ドルに肉薄したが、その水準でサポートされると、22,000ドル台に値を戻している。
先週金曜日の米CPIを受けてFRBの利上げ加速が懸念される中、週明けのNYダウが一時前日比1000ドル以上値を下げる中、BTCは20,000ドル台まで下落した。
20,000ドル台に突入した達成感や中国株の反発もあり、22,000ドル台に回復すると、50bp利上げがコンセンサスだったFOMCで75bp利上げ観測が急浮上、不透明感が増す中、様子見姿勢からしばらくもみ合い推移が続いた。
するとThe Blockがテラ事件で損害を受けたシンガポールの暗号資産ヘッジファンド大手Three Arrows…
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