元ソース<この難局にビットコインはどう振る舞うのか?【コラム】
2022-07-12 06:30:00
大手暗号資産(仮想通貨)ヘッジファンドのスリー・アローズ・キャピタル(Three Arrows Capital)が破産申請を行なったのは、10日ほど前のこと。そして今や、暗号資産レンディングを手がけるセルシウス(Clesius)とボイジャー・デジタル(Voyager Digital)も、再建計画をまとめる状態となっている。
これは、追い詰められた状況にある会社のすることだ。ボイジャーに至っては、米連邦破産法11条、いわゆる「チャプター11」を申請した。ちなみにこれは、「マシな方の破産」だ。
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暗号資産が伝統的金融の世界における失敗を、超高速で繰り返すのに躍起になっていることが、証明された形だ。さらに、暗号資産金融サービスを手がけるBlockchain.comも、スリー・アローズへの貸付から、2億7000万ドルの損失を出そうとしている。
他にも暗号資産にとって、あまり良くないことがいくつか起こっているが、すべては大丈夫になるだろう。その理由を説明していきたい。
経済の雲行きが怪しい
米国債のイールドカーブ(利回り曲線)が先週、逆転した。イールドカーブの逆転はしばしば、景気後退を警告するサインとして扱われる。つまり表面的には、あまり良くないのだ。
この難局にビットコインはどう振る舞うのか?【コラム】