NFTインサイダー取引に関する訴訟 被告側の弁護士が反論

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2022-08-23 09:55:56

OpenSea元社員のインサイダー取引訴訟

大手NFT(非代替性トークン)市場OpenSeaの元社員がインサイダー取引を行っていたという疑惑に関して、元社員側の弁護士は19日、訴訟を取り下げるよう申し立てた。

ニューヨーク南部地区地方裁判所に提出された文書で、インサイダー取引とマネロンの疑惑を否定する論述を行っている。

OpenSeaとは

大手NFTマーケットプレイス。2017年に設立されたNFT黎明期の取引プラットフォームで、2021年7月にはシリーズBの資金調達ラウンドでVC大手のa16zなどから約1,100億円を調達。NFTブームの影響で出来高が急増し、2021年8月には週間出来高が10億ドル(1,100億円)を突破した。

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経緯

米司法省は6月、元従業員Nathaniel Chastain氏に対してインサイダー取引をめぐり訴訟を起こしていた。

Chastain氏は2021年5月頃、OpenSeaのプラットホーム上で特集されるNFTを選択する役割にあり、この立場を利用したとされる。対象となるNFTが表示される前に自身でそれらを多数購入し、掲載により値段が上がったところで、購入額の2倍から5倍の価格で売却して利益を得ていたという。

米司法省は、Chastain氏がインサイダー取引に加えて、マネーロンダリングも行なっていたと主張している。

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