公開されたUSDT(テザー)の裏付け資産、専門家が「問題点」を指摘

仮想通貨



2021-05-17 11:41:09

テザー社の準備資産構成を批判

今年中に開業が予定されている米国の暗号資産(仮想通貨)銀行、アバンティ銀行(Avanti Bank)の創設者兼CEOのケイトリン・ロング(Caitlin Long)氏が、テザー社が発行するステーブルコインUSDTの準備資産の詳細発表についてコメントを発表した。

1 /いくつかの考え #stablecoins#crypto おそらく接続されているセルオフ。

先週の巨大なニュース&それははるかに重要です @elonmusk または @binance ニュース。 長いスレッド👇: pic.twitter.com/itRfCfY1d3

—CaitlinLong🔑(@CaitlinLong_) 2021年5月15日

ロング氏は、仮想通貨市場にとって「イーロン・マスクやバイナンスのニュースよりもはるかに重要」なのは、USDTの準備資産の情報公開だとしたうえで、内訳の内容は「大きなネガティブ・サプライズ」になったとコメント。これに続く一連のツイートで、その理由を解説している。

USDT内訳

2021年3月31日付の準備資産の詳細は以下の通り:

75.85%:現金及び現金等貨物、その他の短期預金、コマーシャルペーパー
12.55%:担保貸付金
9.96%:社債、ファンド、貴金属
1.64%:その他(デジタルトークンを含む)

出典:Tether

さらに、76%近くを占める「現金及び現金等貨物」の内訳は以下のような構成となっている。

65.39%:コマーシャルペーパー
24.12%:信託預金
3.87%:現金
3.6%:リバースレポ・ノート
2.94%:短期国債

謎に包まれていた「仮想通貨USDTの裏付け資産」 内訳をテザー社が初公開謎に包まれていた「仮想通貨USDTの裏付け資産」 内訳をテザー社が初公開米ドルのステーブルコイン、仮想通貨USDTを発行するテザー社が、その裏付けとなる準備資産の内訳を初めて公開した。coinpost.jp05/14..。



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