世界経済フォーラムと米ペンシルバニア大、共同レポートでDeFiの利点と課題を解説

仮想通貨



2021-05-24 18:18:43

WEFと米ウォートン校、DeFiレポート公開

米名門校ペンシルベニア大学ウォートン校のブロックチェーン・プロジェクトと世界経済フォーラム(WEF)は、DeFi(分散型金融)に関するレポートを公開した。レポート内で、DeFiに関する大まかな仕組みや関連サービスを解説したほか、政策立案者向けにDeFi・ツールキットも公開予定であることが示唆された。

レポートを発行したのは米アイビーリーグ大学の一校であるペンシルベニア大学ウォートン校の「Wharton Blockchain and Digital Asset Project」。ウォートン校は米国でも屈指のビジネス校で、同プロジェクトでは分散型台帳技術(DLT)をビジネスと規制の観点から分析した。

国際機関の世界経済フォーラム(WEF)もレポート発行で連携しており、近々政策立案者向けに「Decentralized Finance Policy-Maker Toolkit」公開予定であることも示唆。過去には中銀デジタル通貨(CBDC)に関して同様のポリシーメイカー向けのツールキットを発表した経緯がある。

また1月に開催されたダボス会議でも暗号資産(仮想通貨)やブロックチェーン技術は議題として挙げられた。

DeFiとは

レポートでは、DeFiがステーブルコインや取引所、レンディングなど分散型で、パーミッションレスなサービスや事業関係を含む総称であると紹介。ブロックチェーン同様、支持者や批判層を抱え、金融包括や透明性の向上などの利点がある反面、まだ初期段階にあることからリスクとリターンが混在するため、業界や政府関係者は十分や情報とニュアンスのある理解が必要だと呼び掛けた。

レポートではDeFiについて、ブロックチェーン技術や



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