動意に欠けるBTC 規制、指標、テクニカルの注目ポイントは?【仮想通貨相場】
2021-05-28 11:01:00
著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。
27日のビットコイン(BTC)対円相場は62,453円(1.45%)安の4,239,935円。直近3日間の相場は40,000ドル(≒440万円)を巡りやや動意に欠ける展開となっており、底は堅い一方で200日移動平均線絡みで上値を抑えられている。
東京時間のビットコインは、ポジション調整的な売りが入り430万円から下落したが、中国国家エネルギー管理局が四川省でのマイニングを停止した際の影響を調査分析するためのシンポジウムを6月2日に開催するとの情報が流れ、中国で高いハッシュレートのシェアを有する四川省が一方的なマイニング規制命令を出さなかったことが好感され、405万円で下げ止まり切り返した。米時間には、新規失業保険申請件数が4週連続で減少したことや、バイデン政権が本日発表予定の2020年予算教書で6兆ドルの歳出を計画しているとNYタイムズが報道したことが追い風となり、ビットコインはこの日のプラス圏に浮上し440万円に乗せた。一方、米株がこの日の高値から失速するとビットコインもつられるように失速。未明にはマイナス圏に押し戻され、40,000ドル水準の維持に失敗した。
第1図:長文の場合は切り捨ててております。元ソースよりご確認ください。
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