2021-04-05 14:05:00
著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。
先週(3月29日〜4月4日)のビットコイン(BTC)対円相場の週足終値は、前週比328,742円(5.37%)高の6,450,422円と3週間ぶりに反発。対ドルでは節目の58,000ドルを回復し、前週安値の50,000ドルから2月高値の58,367ドルを試す展開となっている。
先週のビットコインは、週明けからVISAのUSDC決済と、ペイパルの暗号資産(仮想通貨)決済サービス開始を追い風に上値を伸ばす展開を繰り広げ、週央には660万円にタッチした。その後は、仕掛け的な売りが入ったり、アルトターンが発生したりしたが、強気のADP雇用統計やゴールドマンの仮想通貨投資商品検討、さらにはコインベースの上場日程決定が相場の支えとなり、ビットコインは上値が重くも底堅く推移し、650万円で踊り場を形成した。
2日には、東京市場で相場は60,000ドル(≒663万円)を試しにいく展開となり、一時、664万円にタッチ。一方、この日米労働省が発表した非農業部門雇用者数は、前月比91.6万人増と上振れたが、この日は米市場がイースターで休場となった影響か買い手が現れず、失望感から売り優勢となり上げ幅を縮小。4日には630万円まで押したが、一目均衡表の転換線や中期上昇トレンドライン(第2図)がサポートとなり、アルトコイン高に連れる形で645万円まで値を戻している。
第1図:BTC対円チャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成
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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。
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