2021-05-29 13:14:38
ステーブルコイン提供のCircleが大型資金調達を実施
米ドルのステーブルコイン『USDC』などを手掛けるCircle社は、新たに4億4,000万ドル(約480億円)の資金調達を行ったことを明らかにした。仮想通貨メディアThe Blockは情報筋の話としてSPACを利用した上場への布石と報じている。
CircleはステーブルコインのUSCコイン(USDC)を提供するほか、決済や支払いのソリューションをAPIで提供してきた。最近ではVisaがUSDC決済の導入を発表したほか、NFT領域にも決済ソリューションの提供で参入している。
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USDCは市場の過熱に伴い急激に流通量を増加させており、米ドルのステーブルコイン市場でテザー(USDT)に次いで多く流通している。5月28日時点での流通額は220億ドル(約2兆4,100億円)を記録、オンチェーンでの累計送金額は7,170億ドル(約74兆円)に達した。
2018年には、1億1000万ドルの資金調達を実施。2020年にはグレースケールの親企業であるDigital Currency Groupが主導する資金調達ラウンドで2,500万ドル(約27億円)を調達しており、同社の評価額は30億ドルとされる。
今回の資金調達ラウンドには、金融大手フィデリティ、仮想通貨取引所FTX、Digital Currency Groupのほかに、Marshall Wace、Valor Capital Group、Pillar VC、Intersection Fintech Ventures、Atlas Merchant Capital、Willett AdvisorsといったVC企業も参加した。
SPAC上場を視野に資金調達か
この大型の資金調達は、特別目的買収会社(SPAC)の取引に先立ち行われたものとの情報を、仮想通貨メディアのThe…
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