2021-06-22 12:26:28
米モルガン・スタンレー主導の投資ラウンド
デジタル証券の発行と管理プラットフォームを提供する米セキュリタイズ(Securitize)が、4800万ドル(約53億円)の資金調達に成功したことがわかった。
今回の投資ラウンド(シリーズB)は、米モルガン・スタンレーとブロックチェーン ・キャピタル(Blockchain Capital)が主導し、日本からは三井住友信託銀行やNTTデータが新規に参画。暗号資産(仮想通貨)業界からもリップル社やAva Labsが参加した。
今回初めて参加した投資家ならびに既存の投資家は、セキュリタイズの株式を同社が発行するデジタル証券(セキュリティトークン=ST)の形で受け取ることになるという。
●セキュリティトークン
●セキュリティトークンとは、株式などの有価証券をブロックチェーン技術を利用してデジタル化したトークン。
▶️仮想通貨用語集
またセキュリタイズは、今回の資金調達の成功を受けて、取締役会のメンバーにモルガン・スタンレーからPedro Teixeira氏を迎える。セキュリタイズへの資金提供は、モルガン・スタンレーにとって初のブロックチェーン分野への投資となる。
Teixeira氏は、モルガン・スタンレーの「Tactical Value Investing (戦術的価値投資)」部門を率いており、「デジタル資産証券化の先駆者」であるセキュリタイズへの投資は、「デジタル資産証券の成長と普及を確信している」ことの証だと述べている。
セキュリタイズと三井住友信託銀行の提携
三井住友信託銀行は今年3月末に、国内初となるセキュリティ・トークン(ST)の発行を発表。セキュリタイズの日本法人、Securitize…
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