元ソース<バイナンス・スマート・チェンをめぐる見解を覆す調査結果──レイヤー1ブロックチェーンの競争の行方は
2021-09-09 17:40:46
バイナンス・スマート・チェーン(BSC:Binance Smart Chain)の急成長は個人投資家が支えていると考えられていたが、実は大口投資家の動きが支えていた。ブロックチェーンデータ会社ナンセン(Nansen)が8日発表したレポートで明らかになった。
ナンセンは、大口投資家と分類したアクティブアドレスや、BSC上のステーブルコインでの取引状況などからこの結論を導き出した。
例えば、人気の分散型取引所(DEX)パンケーキスワップ(PancakeSwap)で取引が活発化した4月には、100万ドル以上のステーブルコインを使った取引高は、全体の取引高の90%以上を占めていた。8月になっても、こうした大口投資家は取引高の約30~40%を占めている。
DeFiで10万ドル以上の利益を上げたトレーダー(ナンセンは「スマートマネー」と分類している)や、暗号資産に資金を投資・管理する組織もBSCへの関心を高めている。
下図は、7.4%ものファンドがBSCとイーサリアムブロックチェーンの双方に取り組み、「Flash Boys」(1回のトランザクションで複数のDEX取引を行い、利益をあげたウォレット)では50%近くにのぼることを示している。
バイナンス・スマート・チェンをめぐる見解を覆す調査結果──レイヤー1ブロックチェーンの競争の行方は