2021-10-09 14:59:02
ビッグテック企業とステーブルコイン
欧州中央銀行(ECB)のファビオ・パネッタ(Fabio Panetta)理事は8日、ビッグテック企業のステーブルコイン発行が、金融システムに与えうるリスクについてのスピーチを行った。イングランド銀行(英中銀)主催G7会議の一環である、パネルディスカッションで披露されたものだ。
パネッタ理事は、Google、Amazon、Facebook、Apple(GAFA)などのグローバルなテクノロジー企業(通称「ビッグテック」)の能力と、ステーブルコインが結び付いた場合のリスクについて論じている。
ステーブルコインとは
価格が常に安定している(stable)仮想通貨を指す。ステーブルコインは暗号資産の一種で、BTCやETH、XRPなど変動性のある資産とは異なり、米ドルに裏付けられその価値($1)を保つことが目的だ。米ドルの裏付けによるステーブルコイン(USDT・USDC)のほか、DAIやUSTといったアルゴリズムを利用するステーブルコインもある。
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