イーサリアムのL2技術開発企業「Matter Labs」、50億円超を資金調達

仮想通貨



2021-11-10 11:25:47

イーサリアムの処理能力向上へ

暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)のレイヤー2ソリューションを開発するMatter Labsは8日、5,000万ドル(約56億円)の資金調達を行なったことを発表した。

今回のシリーズBとなる資金調達のリード投資家は、米大手ベンチャーキャピタルのアンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)。調達した資金は事業の成長に使うと説明しており、具体的には技術チームの拡大などに利用するとした。最近まではイノベーションに関する取り組みに特化してきたが、これからは事業開発やマーケティング、コミュニティやエコシステムの構築にも力を入れていくという。

1 / @the_matter_labs のための新しい資金で5000万ドルを発表することに興奮しています @zksynchttps://t.co/7qwGTx4Dh8

— zkSync | 採用中です! (@zksync) 2021年11月8日

Matter Labsは、イーサリアムの処理能力をサポートするために、ゼロ知識証明(Zero Knowledge Proof:ZKP)の技術を活用していることで知られる企業。今年6月には「zkSync(ジーケーシンク)2.0」というソリューションのテストネットをローンチしたことが分かった。

関連:イーサリアムL2プロジェクト「zkSync」、2.0のテストネットが稼働

ゼロ知識証明とは

証明(Proof)プロトコルの一種。証明者が「自身の主張は真実である」以外の情報を検証者に開示することなく、その主張が「真実である」と証明するメカニズムのこと。

例えば、送金者、受取人、送金額などの取引内容を第三者に明かすことなく、その取引が不正でないことを証明することができる。

▶️仮想通貨用語集

今回の資金調達では、仮想通貨取引サービスなどを提供する「Crypto.com」、イーサリアムのソフトウェア企業「ConsenSys」らも出資。他には、



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