元ソース<暗号資産暴落と機関投資家との関係
2022-05-18 06:30:00
2021年、暗号資産(仮想通貨)界における主要なテーマは、機関投資家の参入だった。テスラが15億ドル相当のビットコイン(BTC)を購入すれば、JPモルガン・チェースやモルガン・スタンレーなど、ウォール街の銀行やヘッジファンドは、顧客資産をビットコインへと分配し始めた。
機関投資家の登場は、メインストリームへの普及のサインであっただけではなく、価格を押し上げる要因と言われた。暗号資産市場全体の時価総額は2021年、185%も成長し、市場は活況を呈した。
そして今、市場の暴落により、時価総額は昨年後半の最高水準から1兆2500億ドルも低下する中、ある疑問が浮かんでくる。今回の暴落で、機関投資家の資金はどのような役割を果たしているのか?より率直に言うならば、機関投資家が事態を悪化させているのだろうか?
暗号資産と株式の相関関係
分かっていることが1つある。暗号資産市場は、ますます株式市場と連動して値動きするようになっており、機関投資家がその相関関係を強めているようなのだ。株式市場が値下がりすると、暗号資産も道連れとなる。
「BTCに対する機関投資家からの関心は、ポール・チューダー・ジョーンズ氏やルネッサンス・テクノロジーズなど、伝統的投資界の大物たちが公に関心を表明したことで、2020年初頭から高まりはじめた。これは、BTCとS&P…
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