米コロラド州、水質管理でブロックチェーンなどの実現可能性を調査

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2021-06-21 15:38:35

ブロックチェーンで水質管理

米コロラド州の水供給管理におけるブロックチェーンなどの最先端技術の活用について、フィージビリティ・スタディ(実現可能性調査)を認める法案が施行間近であることがわかった。法案はすでに同州議会の上院と下院を可決している。

超党派の41の議員らによって支持された法案「HB1268」は、先週17日時点でコロラド州のJared Polis知事に提出されている。Polis知事の署名後、正式に成立する見込み。

法案の詳細

同法案はコロラド州内における水供給の管理において、最先端技術を活用する実現可能性調査をコロラド大学とコロラド州立大学、並びにコロラド水研究所に依頼するもの。ブロックチェーン技術のほか、など6つの最先端技術を活用して(1)地表水と地下水の管理や保全などの改善、(2)水のリサイクルにおける非効率性の削減、並びに(3)水データの信頼性の向上を図る。

コロラドやカリフォルニア州など、アメリカ西部の州では深刻な干ばつが続いている背景があり、一部では気候変動の影響と指摘する声も少なくない。

最長で2022年7月15日まで実施される調査では、ブロックチェーン技術を利用して水の利用に関するデータの認証や、文書化および通信を行う。また、コロラド州の事前の流用水権に基づく義務の遂行や増強計画、そして水質保全において活用される。

他にも以下の最先端技術の活用を調査する予定だ。

In-situセンサー
ダイレクトおよびリモートのセンサー
セルラーおよび衛星方式の遠隔測定法
無人航空機や高高度気球などの空中観測プラットフォーム
衛星を利用したリモートセンシングや、水資源予測技術

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