国際決済銀行がCBDCでレポート公開、公的部門と民間部門の2層システムの必要性指摘
2021-06-24 17:17:33
国際決済銀行(BIS)は、中央銀行デジタル通貨(CBDC)について新しいレポートを発表し、CBDCで「中央銀行マネーのユニークな利点」を提供できると主張している。
レポートによると、CBDCは公共財のために設計されたデジタルマネーであり、即時決済システムのインターフェイスとして最適だとしている。
BISのレポートでは、一般の取引で使用されるリテール型CBDCについて詳しく解説し、「CBDCは中央銀行と民間セクターがそれぞれの役割を果たす2層システムの一部として最適に設計されている」と付け加えている。
「これらの設計における論理的なステップは、運用タスクと消費者向けの活動の大部分を、競争力のあるリテールサービスを提供する商業銀行やノンバンクのPSP(決済サービスプロバイダー)に委任することだ。一方、中央銀行はシステムのコア部分の運用に集中することができる」
プライバシーの懸念について、BISの研究者は、堅牢な消費者識別プロトコルを支持すると主張している。レポートによると、完全な匿名機能を備えたトークンベースのCBDCは、違法な金融活動の手段を提供してしまう。
代わりに、中央銀行は税務記録や資産記録などの既存のデジタルIDインフラと連携するアカウントベースのCBDCを設計する必要があると、BISレポートは指摘している。
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