中国のビットコイン規制、悲観する必要はない3つの理由

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2021-06-26 08:00:00
中国のビットコイン規制、悲観する必要はない3つの理由

中国とビットコイン(BTC)の関係は長年、規制によって定義されてきた。取り締まりの強化が再び見出しを独占する中、新しい規制を過去の規制の文脈の中で捉えることが大切だ。

中国で初めて暗号資産関連の法律が施行されたのは2013年。ビットコインは仮想資産と認められながらも、取引手段として禁止された。2017年には、中国の中央銀行にあたる中国人民銀行が、新規コイン公開(ICO)を違法と判断。ビットコイン価格は一時的に急落した。ビットコインの取引規制は年々繰り返されてきたが、複数の省におけるマイニング禁止の報道が、今回新たな懸念材料となっている。

四川省でのマイニング禁止が先週発表され、マイニング機器を海外に移動させようとするマイナーの大脱出が始まった。今回の一連の禁止によって、中国のマイニング能力の90%が停止されると推定されている。中国におけるマイニングは、世界的暗号資産取引の80%をまかなっているため、事は重大だ。

マイニング規制は、世界中の暗号資産市場にFUD(恐怖、不確実性、疑念:fear, uncertainty and doubt)をもたらし、ビットコイン価格を劇的に値下がりさせたが、専門家の多くは、中国による規制がビットコインの長期的健全性を強めると、楽観的な姿勢だ。中国でのマイニング禁止が、それほど悪いものではない理由を3つ、見ていこう。

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