ビットコイン、かなりの上昇余地ありと考えられるわけ【仮想通貨相場】
2021-06-29 16:08:00
著者 クラーケン・インテリジェンス
クラーケン・インテリジェンス(Kraken Intelligence)は、クラーケンのリサーチ・チームであり、事実とデータに基づく仮想通貨関連の本質的で実用的なレポートの配信を目指している。伝統的な金融市場と仮想通貨市場の双方での知見を活かし、毎日の相場分析メモであるOTC Dailyや月間レポートなどで、最新の業界動向についてコンテンツを生み出している。
クラーケン・インテリジェンスは、毎週、10個のチャートを更新して歴史的な相場の天井・底と現在価格の距離を定点観測している。
昨年末からの強気相場がまだ終わっていないと仮定する場合、「ビットコイン200週移動平均マルチプル」によると、現在の水準からかなりの上昇幅があることが分かる。
①イーサリアム対数回帰レインボー
イーサリアムの歴史的な価格推移を対数回帰で分析し、レジスタンスとサポートを測る指標。どの地点から測るかによってレジスタンスとサポートの水準は異なる。
イーサリアム対数回帰レインボー(出典:Kraken Intelligence’s OTC Daily)
例えば、2018年1月につけた過去最高値に沿った対数回帰の線(Band8)を辿ると、今回のサイクルの天井は1万7039ドル付近になることが分かる。
執筆時点のイーサリアム価格は2088ドル。Band4(1753ドル)とBand5(3011ドル)の間にある。イーサリアムは次のレジスタンスであるBand5を突破するには、44%上昇する必要がある。