【市場動向】ビットコインは3万4000ドル割れ、弱気センチメントは薄まる

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2021-07-02 12:30:47

ビットコインは月初に売り圧力が高まり、7月1日は3万4000ドルを割り込んだ。だがトレーダーはセンチメント(市場心理)が改善されると、買いが活発になると見ている。

上半期は不安定な動きが続いたが、ポジティブなニュースで下落傾向は抑えられた。規制強化に対する懸念は緩和されたようだ。特にビットコインのハッシュレートは10日連続で下落した後に安定した。ハッシュレート下落の主な原因は、中国が複数の暗号資産マイニングを停止したことだ。

「マイニング事業者が中国から他の場所に広がるなか、安価なエネルギー源へのアクセスが確保されている場所が選ばれるようになるだろう。その結果、ハッシュレートは回復し始め、ネットワークはより安定するだろう」と暗号資産ファンド、ARK36のUlrik Lykke氏はコメントした。

最新価格

●ビットコイン(BTC):3万3238ドル(−4.74%:過去24時間)
●イーサリアム(ETH):2106.9ドル(−6.47%)

●S&P500:4317(+0.5)
●ゴールド:1775.9ドル(+0.31%)
●10年物米国債:1.461%(30日:1.466%)

弱気センチメントは薄れる

ビットコインのプット・コール・レシオは6カ月ぶりの低水準となり、弱気センチメントが薄れてきたことを示している。

スキュー(Skew)のデータによると、プットオプション(売る権利)の建玉をコールオプション(買う権利)の建玉で割った比率は30日、0.60まで低下し、1月上旬以来の低水準となった。

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