Visa、ブラジル向けの仮想通貨関連事業が浮上

仮想通貨



2021-09-08 10:35:19

従来型金融と仮想通貨を結ぶ計画

決済大手Visaの新規事業担当責任者Eduardo Abreu氏は、ビットコイン(BTC)などの暗号資産(仮想通貨)を、ブラジルで伝統的な金融部門と統合したいとの計画を話した。ブラジルのメディアseudinheiroが報道した。

Abreu氏によると、まずVisaは従来型の銀行と仮想通貨の関連商品を結びつけるためのAPIを開発することを考えている。単一のプラットフォーム内で、仮想通貨や株式、ETFなどへ投資を行うことを可能にするものだという。

APIとは

「Application Programming Interface」の略で、アプリやソフトウェア同士をつなぐ役割を果たすもの。

▶️仮想通貨用語集

また、同社は仮想通貨を決済で使えるVisaカードの発行に向けて、ブラジル国内のいくつかの企業と協力しているという。具体的には、Zro Bank、Alterbank、Rippioなどの名前が挙がった。

Abreu氏は、決済に対して仮想通貨でキャッシュバックが提供されるクレジットカードのリリースも検討しているとして、次のようにコメントした。

ブラジル人の間では、すでに、カードを利用してポイントやマイル、割引などを得る習慣が広まっている。同様にして、クレジットカード決済に対して仮想通貨が還元されてもおかしくない。

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