2021-09-08 09:45:41
ビットコイン急落
仮想通貨(暗号資産)市場で8日、ビットコインが前日比-11%の大幅安を記録。アルト市場も全面安の様相を呈している。
ビットコイン相場は7日深夜帯に急落した。12時時点で580万円台だったBTC価格は、半日で1万ドル(約110万円)幅の下落を記録。一時500万円を大きく割り込み470万円台を付けるなどオーバーシュートした。円建500万円を下回って取引されたのは、8月20日以来半月ぶり。
日本時間22時過ぎには、新型コロナウイルス変異株により感染再拡大が嫌気され、ニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均株価が急落する場面があった。
大局的に見ると、43,000ドル付近の強いサポートライン(下値支持線)で急反発しており、少なくとも現時点ではトレンド転換したとは言い切れない。足元のチャートは崩れているため、しばらく様子見が無難な局面と言えそうだ。
同日、南米エルサルバドルで「ビットコイン法定通貨化」法案が施行され、同国政府がビットコイン(BTC)を購入するなど祝賀ムードもあるなか、アルトコイン市場の過熱感を背景にセル・ザ・ファクトで売り圧力が強まったとの見方もある。
一方、エルサルバドルの法定通貨化時にはトラブルも報じられた。国民1人あたり30ドル相当のビットコインを配布する計画だったが、採用した公式ウォレットへのアクセスが、負荷急増により一時停止(現在は使用可能)した。
なお、エルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領は、今回の暴落で「押し目買い(Buy the dip)」したことをツイッターで明かした。エルサルバドル政府は、これまでに計550BTCの購入を報告している。
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エルサルバドルは現在550ビットコインを保有しています。
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