暗号資産の中心地、香港の現状

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2021-09-19 07:00:00
暗号資産の中心地、香港の現状

街を見るのに一番の方法は、食べ歩きだ。それができないなら、食べ歩いている人が書いたものを読むのが良い。

チャールズ・ディハウシー(Charles d’Haussy)氏とジェイム・ディビアシオ(Jame DiBiasio)氏が先日出した著作『Block Kong: 21 Entrepreneurs and Financiers Leading Blockchain in Hong Kong(ブロックコン:香港でブロックチェーン界を先導する21人の起業家と資本家)』は、まさにそんな本だ。

朝食、ランチ、ディナーを著者らと共にしながら、著名な暗号資産(仮想通貨)リーダーたちが、香港の街と業界のストーリーをリアルタイムで語っている。

暗号資産取引所ビットメックス(BitMEX)のベン・デロ(Ben Delo)氏とは功夫茶(カンフー茶)と飲茶を。ブロックチェーンネットワークのアルゴランド(Algorand)のファンファン・チェン(Fangfang Chen)氏とは朝食を。

そして、クロワッサンとソイレント(完全栄養代替飲料)を共にしながら、暗号資産取引所FTXのサム・バンクマン-フリード(Sam Bankman-Fried)氏から真相を聞き出す。(この本の売り上げはすべて、地元エンジニアの教育のために寄付される)

金融の中心地からデジタル資産の中心へ

金融の国際的中心地である香港は、ブロックチェーン業界にとっても主要なハブとなっている。

FTX(そして少なくともしばらくの間はバイナンス)などの非常に認知度の高い取引所、ビットコイン協会(Bitcoin…

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