ビットコインなど仮想通貨市場反発、FOMC無風通過と中国恒大グループ懸念後退で

仮想通貨



2021-09-23 10:47:01

ビットコイン相場と金融マーケット

23日の暗号資産(仮想通貨)市場。ビットコイン価格は、前日比+3.9%の475万円(43,360ドル)と反発した。

TradingView BTC / USDデイリーフットボール

75日移動平均線の42,990ドルを再び上回っており、43,000ドル付近のレジスタンスライン(上値抵抗線)を超えて推移できるかどうかが目先の焦点か。200日移動平均線は、45,735ドル。

9月以降2度に渡って引き起こされた急落局面では、大規模のロスカットが発生。デリバティブ市場のOI(未決済建玉)解消など信用整理で、短期的な過熱感はほぼ無くなったと言っていいだろう。価格的にも、40,000ドル前後のサポートライン(下値支持線)は押し目買いが入りやすい水準と言える。

懸念後退でセンチメント回復もみられるが、8月〜9月上旬まで堅調に推移していた上昇トレンドチャートが大きく崩れたことは否めない。直近高値から1万ドル以上の調整を挟んだ4万ドル前後は、押し目(買い場)との見立てがある一方で、4万ドル水準を割り込めば下落トレンド転換懸念が強まるほか、強気トレンド再開のためには十分な「日柄調整」が必要との見方がある。

アルト市場回復基調

ビットコインなど仮想通貨市場が反発した背景には、FOMCの無風通過と世界同時株安を引き起こした中国恒大グループの懸念後退がある。投資家心理が改善され、22日の米株式市場では、ダウ平均株価が5営業日ぶりに反発した。

出典:Messari

アルトコイン市場も及び腰ながらも全面高となった。国内上場銘柄では、イーサリアム(ETH)が前日比+6.43%、XRP(リップル)が前日比+9.23%と下落率の高かった通貨が値を戻している。

MessariのTOP10ラージキャップアルトの前月比を確認すると、



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