2021-10-04 08:16:00
著者 松田康生 (まつだやすお)FXcoin シニアストラテジスト
東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通
Review
大きく上昇
週末のBTC相場は大きく上昇。45,000ドル(約500万円)を上抜け、9月20日の急落前の48,000ドル(約530万円)台まで急上昇、今朝方は49,000ドル(約540万円)台まで値を伸ばした。BTCは、SEC委員長の先物ベースのBTC ETF容認発言やテザー社の集団訴訟の一部勝訴などもあり木曜から金曜日にかけて4万ドル台(約445万円)から44,000ドル(約490万円)近辺に反発、更にFRB議長の「BTCを禁止するつもりはない」との発言やシンガポール当局のDBS傘下の交換所承認などポジティブなニュースが続き、9月24日の戻り高値と200日移動平均が横たわる45,000ドルを上抜け48,000ドル台まで急伸した。フィッチが米国債の格下げを示唆、米株が安寄りすると47,000ドル(約520万円)を割り込んだが、ISM製造業景況感指数が予想を上回り米株が上昇に転じると、BTCは9月18日の戻り高値48,000ドル半ばまで上昇した。一旦Coinbaseで不正アクセスが発生、米政権がステーブルコイン規制に乗り出すといった報もあり上値を抑えられていたものの、今朝方一時49,000ドル台に値を伸ばした。