2021-11-18 12:10:25
BTC相場
18日の暗号資産(仮想通貨)市場。
引き続き軟調なビットコイン価格は58,500ドルまで続落するも、一目均衡表の雲上で下げ渋り、60,500ドルまで回復した。
ここ数週間はビットコイン先物ETFの歴史的な承認に伴う相場全体の高揚感が一服。目先の材料出尽くし感から、利益確定売りを呼び込んでいる。
市場からほぼ織り込まれていたとは言え、12日に米SEC(証券取引委員会)が、VanEckの現物ビットコインETFの申請を拒否したことで期待分が剥離したほか、金融引き締め思惑などを背景にドル・インデックス(DXY)が米長期金利ともに上昇したこと、米バイデン政権によるインフラ法案成立に伴う、暗号資産(仮想通貨)規制や課税の思惑などが、過熱気味の相場に冷や水を浴びせた。
短・中期上昇トレンドが崩れたことから、調整一巡後に再び高値を追えるかどうかは不透明な情勢であり、底抜けた場合5万ドル前半までの大幅下落も視野に入ることから依然として予断は許さない。一方、デリバティブ市場における信用整理が進んだこともあり、足元では売り超過水準に達しつつあるため、凌ぎ切れれば相応の反発も起こり得るか。
Glassnodeのデータを見る限り、永久先物の資金調達率の急低下は、高値圏で積み上がったレバレッジポジションの巻き戻しを示唆しており、OI(未決済建玉)含め着目したいところ。
オンチェーン分析
シリアルアントレプレナーVenturefounder氏のCryptoQuant投稿によれば、オンチェーンデータ(アウトフロー)は、過去数日間で90億ドル相当のイーサリアムが仮想通貨取引所から大量に外部送金されたことを指摘した。
交換…
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