恐怖、不確実性、疑念が一度に押し寄せた4−5月【市場分析2021】

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2021-12-24 12:25:32
恐怖、不確実性、疑念が一度に押し寄せた4−5月【市場分析2021】

2021年の暗号資産(仮想通貨)市場を振り返り、グローバル金融の中で急速に進化している市場の重要な教訓に焦点を当てるシリーズの3回目(最新価格は下部に掲載)。

過去2回、1月〜3月までの動きを振り返ってきた。今日は、アメリカのキャピタルゲイン税、ビットコインが環境に与える影響、中国での暗号資産の全面禁止などへの懸念が高まるなか、4月と5月にトレーダーと投資家の一部が資産を現金化し始めた様子を振り返る。恐怖、不確実性、疑念、いわゆる「FUD(Fear, Uncertainty and Doubt)」が一度に押し寄せてきたように思えた。

キャピタルゲイン税

ニューヨーク・タイムズが4月中旬、バイデン大統領はキャピタルゲイン、あるいは資産売却で得た収益に対する課税を約2倍に引き上げる計画と伝えたことで、ビットコインの史上最高値約6万5000ドル付近への反発は望みを絶たれた。今年はじめの大幅な上昇の後、ビットコイン価格は突然、下落していた。

シンガポールの取引所Delta Exchangeの共同創業者兼CEO、パンカジ・バラニ(Pankaj Balani)氏は「暗号資産はすでにディフェンシブになっていた。税金のニュースで多くが利益確定に動いた」と述べた。

バイデン大統領(Shutterstock)「政府の動きはビットコインにとって、強気となるものではない。増税は価格回復の障害となり、投資の足を引っ張るだろう」とFXブローカー、オアンダ(OANDA)のアナリスト、Edエドワード・モヤ(Edward…

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