元ソース<熱狂は低下したか──マーケットデータが示す下落トレンド
2022-01-17 14:50:32
数カ月前、FOMO(機会を逃すことへの恐怖:fear of missing out)に直面した投資家は、暗号資産(仮想通貨)という船に乗り遅れることを懸念した。
しかし今、船は港を出たかもしれないが、帆は風を失い、漂流している。米連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締めを前に、熱狂は冷めているようだ。
そうした心理は市場活動の低下を示す複数のマーケットデータにも裏付けられており、価格も下落する可能性がある。具体的に見てみよう。
1. 資金調達率、マイナスに
ビットコインの資金調達率と価格推移(CryptoQuant)分析会社CryptoQuantが複数の大手取引所のデータをまとめて算出したビットコインの資金調達率は、わずかにマイナスになっている。これは、レバレッジ取引のための資金需要が減少していることを意味する。トレーダーはポジション追加を急いでいないようだ。
2. ビットコイン先物の建玉、12月の最終週からわずかに減少
ビットコイン先物の建玉(Skew)データサイトのスキュー(Skew)によると、ビットコイン先物の建玉(未決済の契約)は現在160億ドル、クリスマス時期の約190億ドルから減少している。
11月にビットコイン価格が史上最高値を迎えた時には、約260億ドルだった。
3. イーサリアム先物も建玉が減少
イーサリアム先物の建玉(Skew)11月には130億ドルまで上昇したが、現在は80億ドル前後になっている。
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