米連銀副議長、CBDCの研究・政策立案は「不可欠」

仮想通貨



2022-02-21 13:10:54

金融システムについて講演

米連邦準備制度理事会(FRB)のラエル・ブレイナード理事は18日、ニューヨークで行われたセミナーで暗号資産(仮想通貨)について講演した。

講演でブレイナード理事は、進行する金融のデジタル化に伴って変化する金融システムに対して、どのように備えるべきかを発言。ステーブルコインや中央銀行デジタル通貨(CBDC)についてもFRBが中央銀行デジタル通貨(CBDC)の役割について検討を行ってきたと説明。「金融の安定化を促進するためにCBDCが果たす役割を検討することなどが大切」であるとコメントした。

CBDCは、その在り方によっては、「貨幣として安全であり、また支払いや価値の貯蔵のための手段としても有用となる可能性」があると言及。「ストレス時」にはCBDCの需要が上昇することも考えられるとした。

CBDCとは

CBDCとは、「Central Bank Digital Currency」の略で、各国・地域の中央銀行が発行するデジタル化された法定通貨を指す。通貨の管理や決済等においてコスト削減や効率性向上が期待できる一方で、個人情報やプライバシーの保護、セキュリティ対策、金融システムへの影響など考慮すべき課題も多い。

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さらに、仮想通貨エコシステムの一部としてDeFi(分散型金融)プラットフォームも大きく台頭しているとコメント。一般的な金融業界の規制枠組みから外れた形で、仮想通貨のレンディングやトレード、カストディなど様々なサービスを提供されているため、消費者保護や市場の透明性などの保証が課題となる場合があると指摘した。

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