2022-03-02 09:15:00
許可型ブロックチェーンの大物サポーターであったIBMは現在、ハードウェアセキュリティやクラウドコンピューティングの能力を、暗号資産(仮想通貨)やデジタル資産の安全な保管の方へと慎重に振り向けている。
エンタープライズブロックチェーンへの取り組みほどには騒がれていないが、IBMの暗号鍵管理インフラは、ヘックス・トラスト(Hex Trust)、プロテゴ・トラスト(Protego Trust)、カストデジット(Custodigit)、アンバウウンド(Unbound)、そしてスイスのメタコ(Metaco)といった、暗号資産カストディ企業を助けるテクノロジーとなっているのだ。
これは、重要な展開だ。なぜならIBMは、多くの銀行や大手金融機関と仕事をしているからだ。その多くが暗号資産というコンセプトに注目をし、暗号資産を安全かつ適切に取り扱う方法を模索している。
IBMの暗号資産カストディへの関与が公になったのは2020年、IBMが保有するコンサルティング企業プロモントリー・ファイナンシャル(Promontory Financial)を通じてのことだ。同社は、ワイオミング州の特別目的預金金融機関(SPDI)許可に深く関与しており、さらに、カストディ企業アンカレッジ・デジタル(Anchorage Digital)への信託銀行許可の付与にも関係していた。
しかし、IBMのデジタル資産インフラ責任者ピーター・ディメオ(Peter…
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