2022-03-08 12:10:44
大規模資金調達に成功
ゼロ知識証明技術を用いたプライバシーとスケーリングを提供する米スタンフォード大学発のL1ブロックチェーン「Espresso」は、37億円相当の資金調達に成功した。
Espressoは、スタンフォード大学の研究者らが立ち上げた企業「Espresso Systems」によって開発を進められるプロトコルであり、ゼロ知識証明技術を用いて、安価なガス代(取引手数料)・高いスループット(取引処理能力)・プライバシー・分散性を提供することを目標としている。
ゼロ知識証明とは
ゼロ知識証明とは、証明(Proof)プロトコルの一種であり、証明者が「自身の主張は真実である」以外の情報を検証者に開示することなく、その主張が「真実である」と証明するメカニズム。
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今回の資金調達ラウンドでは、Espresso Systemsが、Greylock Partner、Electric Capital、Sequoia Capital、Blockchain Capital、Slow Venturesといった大手VCファンドから、37億円相当の開発資金を調達した格好となる。
新たに達した資金は「Web3.0を広く普及させるためのインフラや製品を研究、構築、実装するチームの成長に必要なリソースを提供するもの」であり、「エンドユーザー製品の配布、開発者の採用、起業家、新興企業、企業とのパートナーシップ」といった活動に充てられる予定だ。
なお、Espresso Systemsはこれまでに、大手仮想通貨VCファンドとして知られるPolychain Capital、Alameda Research、Coinbase Ventures、Gemini Frontier Fund、Paxos、Terraform Labsといった企業からも支援を受けている。
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