2022-03-10 12:51:29
韓国史上最大の接戦
3月9日に投開票された韓国大統領選で、保守系野党「国民の力」の尹錫悦(ユン・ソクヨル)氏が当選した。日本時間午前3時すぎに当選確実となり、革新系与党「共に民主党」の対立候補、李在明(イ・ジェミョン)氏が敗北宣言。4時過ぎには尹氏が勝利宣言を行い、5年ぶりの政権交代となった。
開票率100%となった午前6時に発表された得票率は、尹氏が48.56%、李氏が47.83%となり、韓国史上でも異例の大接戦だった。
世代により保守系(高齢層)と革新系(中年層)の支持が分かれる韓国で、今回の選挙の焦点となったのが、いかに20代から30代の若者からの票を得られるかどうかだったようだ。
文政権下における就職難、住宅価格の高騰による資産格差の拡大、また男性では同政権のジェンダー政策に対する逆差別意識などが、この年齢層(特に男性)が尹氏を支持する要因となったとみられている。
仮想通貨規制が争点となった選挙戦
今回の選挙戦では、各候補が暗号資産(仮想通貨)への友好的な対応を打ち出していたことが特徴的だった。これは、仮想通貨投資が活発な若年層へのアピールを意識していたとの見方が多数を占める。
仮想通貨ベンチャー企業「Hashed」のプラットフォーム責任者、Edward…
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