2022-03-14 12:23:54
世界情勢と仮想通貨市況
ロシアのプーチン大統領は11日、ベラルーシのルカシェンコ大統領との会談で軍事侵攻するウクライナとの交渉について「一定の進展がある」と言及。金融市場が一時反発したほか、ビットコイン(BTC)などの暗号資産(仮想通貨)も急騰する場面があった。
一方、これまでの情報錯綜からも「真意を図りかねる」として慎重な見方も少なくない。
対話の窓口が開かれているとはいえ、ロシア側が外交面で強硬姿勢を譲歩する姿勢は見られない。複数回行われたウクライナ代表団との停戦交渉は一向に進展せず、フランスやドイツなどEU諸国とプーチン大統領の電話による説得交渉も暗礁に乗り上げているとの見方が大勢を占める。先日開催されたトルコの仲介でロシアとウクライナの外相会議では、状況の好転が見られず市場が失望する場面もあった。
東京株式市場は前場を前週末比174円高で終えたが、前引け後に日経先物が急落するなど不安定な局面にある。
週明け14日の暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン価格が前日比2.5%安の448万円(38,027ドル)と続落した。
午前7時頃に約1,000ドルほど急落した。
1月24日の直近安値32,933ドルや昨年6月の安値28,880ドルが意識される。歴史上でも極めて高い地政学リスクが懸念されるほか、15〜16日には米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利引き上げが想定される中、積極的な買いは手控えられやすい状況にある。
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