メタ(旧フェイスブック)社、メタバース向けのデジタル通貨「Zuck buck」を計画か

仮想通貨



2022-04-12 13:13:04

アプリで使用するトークンを

米SNS大手メタ(旧フェイスブック)社が、フェイスブックやインスタグラムのユーザー向けに、デジタル通貨の開発を検討していることがわかった。Financial Timesの報道によると、これらのトークンは、同社のマーク・ザッカーバーグCEOの名前から、社内で「Zuck bucks」と呼ばれており、メタバース空間での使用を視野に入れた開発が計画されているという。

しかし関係者によると、Zuck bucksはブロックチェーン基盤の暗号資産(仮想通貨)ではなく、同社が管理するアプリ内のトークンという形をとることになりそうだ。

若年層から大きな支持を得ているオンラインゲーム「ロブロックス」(Roblox)のゲーム内通貨「Robux」の収益システムに倣う可能性が示唆されている。

また、フェイスブック経済圏での貢献度に応じた報酬とした「ソーシャルトークン」や「評判トークン」の発行、さらにインスタグラムのインフルエンサー向けの「クリエータコイン」などの作成も検討されているという。

メタ社は先月、米国特許商標庁(USPTO)へメタバースに関する商標登録を8つ提出。その中には、仮想通貨やブロックチェーンソフト、取引サービスに関するものが含まれており、同社のメタバース参入に向けた企業戦略を反映していると指摘されていた。

関連:米メタ社、仮想通貨・メタバース関連の商標登録を多数提出

メタバース

メタバース(Metaverse)とは、インターネット上に構築された、多人数参加型の3次元仮想現実世界のこと。

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