ビットコインのリスクシグナルが再上昇、マクロ環境の不確実性が波及

仮想通貨



2022-04-18 12:30:40

仮想通貨市況

米債券市場では、物価高を伴うインフレ高進を抑制するため金融引き締め政策を加速せざるを得ないとの見方が強まっている。

ニューヨーク連邦準備銀行のウィリアムズ総裁は14日、0.5%の大幅金利引き上げについて「妥当」だとの認識を示し、量的緩和で膨張した資産圧縮に関して「量的引き締め(QT)」にも言及した。

先週末の米ニューヨーク株式市場は、米長期金利の上昇を受けて引き続きハイテク株を中心に売られた。米国は15日からイースター祭で3連休となっており、手仕舞い売りも助長した可能性がある。

週明け18日の暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン価格は前日比0.7%安の504万円(39,850ドル)で推移している。

BTC/USD日足

米国の確定申告期日は18日であることから納税に向けた換金売りは一服したものとみられるが、いかんせん地合いが悪く上値は重い。

Glassnode共同創業者は、市況レポート「未知の #13」にて、マクロ環境の不確実性が全ての資産クラスに波及していると指摘した。

ビットコイン(BTC)には堅固なファンダメンタルズがあるにもかかわらず、金融市場の大局が仮想通貨価格に負の影響を及ぼしているとの見立てを示す。

ソフトウェア分析ソリューションを展開するデータ企業Swissblock Technologiesのデータによれば、ビットコイン(BTC)のリスクシグナルが再び上昇した。4万ドルのサポートライン(下値支持線)を割り込んだ場合のダウンサイドリスクを示唆している。

Glassnode

米ドルの強さを示すドル・インデックス(DXY)は、過去1年半を通して強さを増している。「ユーロ(EUR)/ドル(USD)」と比較すると一目瞭然だ。

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