BTC対ドルは200週線を死守 保ち合い上抜けは近いか【仮想通貨相場】
2022-08-08 17:05:00
著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。
先週(8月1日〜7日)のビットコイン(BTC)対円相場の週足終値は、前週比17,766円(0.57%)高の3,130,476円と5週続騰。BTC対ドルは週足終値で200週移動平均線を維持した。
先週、週明けのBTCは、ペロシ米下院議長の台湾訪問決定を巡る米中関係の悪化によりリスクオフムードが台頭し、310万円から上値を重くし節目300万円を僅かに割り込む展開で始まった。もっとも、ペロシ氏が2日夜に無事台湾に到着したと報じられると、BTCは対ドル200週線水準で反発、複数米金融当局者からのタカ派的発言や、Solana系ウォレットへのハッキングもあったが、急速な円安の恩恵を受け300万円を維持すると、再び対ドル200週線水準で粘り腰を発揮し310万円を回復した(ドル円相場の急騰により、BTC対ドル200週線の水準が円換算で引き上がった)。
週央には元中華系取引所の…
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