2022-08-09 07:37:17
ロールアップの今後
暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)の共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏は5日、イーサリアムのL2ソリューション「ロールアップ」について、長期的にはZKロールアップがオプティミスティック・ロールアップよりも普及するとの見解を示した。
この発言は、ブテリン氏が「ETHSeoul」というイベントに登壇した際に行ったもの。
ブテリン氏は現時点ではオプティミスティック・ロールアップの方が相対的に発展しているとしながらも、L1への送金に7日かかることが、オプティミスティック・ロールアップ普及の障壁になると指摘した。10年またはそれ以上かかるかもしれないが、将来的にロールアップ技術は基本的に、全てZKロールアップを採用すると予想している。
ロールアップとは、メインのブロックチェーンのセキュリティを活用しながら、トランザクションの一部をオフチェーン(ブロックチェーン外)で処理することにより、ネットワークの混雑解消を図るスケーリング技術。現在、大きく分けてZKロールアップとオプティミスティック・ロールアップの2つの技術で開発が進められている。
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