インド当局、破産申請した仮想通貨企業Vauldの資産を凍結

仮想通貨



2022-08-13 10:30:45

マネロン捜査の関連で資産凍結

インドの金融犯罪対策機関、執行局(ED)は12日、暗号資産(仮想通貨)取引・融資プラットフォームVauldが所有する約61億円(4,600万ドル)相当の法定通貨と仮想通貨を凍結したと発表した。

Vauldは仮想通貨市場の債務不履行の波の影響を被った企業である。7月に顧客資産の出金・取引や預金機能を停止し、その後シンガポールで破産申請を出した。米仮想通貨レンディング企業Nexoが、Vauld買収に向けた動きをみせているところだ。

Vauldは債権者に対して、合計4億200万ドルの債務を負っており、資産凍結は新たな痛手となる。

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経緯

インド執行局は、Yellow Tune Technologiesというインド企業の捜査を行い、同社がマネーロンダリング事件に関与していることを突き止めた。これに関してVauldのインド法人であるFlipvolt Technologiesは、顧客の一つであるこの企業に仮想通貨ウォレットを提供していた格好だ。

執行局は、次のように説明している。

告発された企業グループが、多額の資金をFlipvolt Technologiesが管理するYellow Tune Technologiesのウォレットに預けていることを発見した。

これらの金額は、略奪的な方法で得られた犯罪収益である。購入された仮想通貨は、海外の様々なウォレットアドレスに転送されていた。

執行局は、Yellow…

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