2021-05-20 12:20:43
ビットコイン相場
19日の仮想通貨市場では、ビットコイン(BTC)が30,200ドルまで暴落した。過去最高値の約65,000ドルから-55%下落した計算だ。
仮想通貨の全体時価総額からわずか1週間で約9000億ドルが蒸発しており、bybitのデータによると、先物市場では過去24時間で90億ドル以上のポジションが強制ロスカットされ、対象者は85万ユーザーに及んだ。
専門家によれば、オフショアのデリバティブトレーダーは40,000ドル台でショートガンマのポジション(ヘッジショート)を取っており、このことがセルオフを加速させた。ここ最近の相場で影響力の強まっていたオプション市場の影響については、QCP Capital(@QCPCapital)も17日9時時点で警鐘を鳴らしている。
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–マイナス面への短いガンマの量により、35kレベルへのギャップに非常に注意しています
–特に、これが広範なレバレッジ解消サイクルをトリガーする場合
— QCPキャピタル(@QCPCapital) 2021年5月17日
大幅下落の背景としては、米国を筆頭に伝統金融市場がリスクオフに傾く中、13日テスラ社のビットコイン決済停止ニュースが報じられ、仮想通貨市場が動揺したことにある。さらに、各国の規制面にて①中国による金融機関等の仮想通貨扱い禁止、②米通貨監督庁による仮想通貨関連の政策方針見直し③主要マイニング地域のモンゴル自治区における仮想通貨マイニング事業の逆風など、大手メディアでネガティブ材料が相次いで報じられたこともセンチメントを悪化させた。
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