保ち合い上放れのビットコイン これはアク抜けのサインか?【仮想通貨相場】

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保ち合い上放れのビットコイン これはアク抜けのサインか?【仮想通貨相場】

2021-06-04 11:10:00
保ち合い上放れのビットコイン これはアク抜けのサインか?【仮想通貨相場】

著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

3日のビットコイン(BTC)対円相場は209,811円(5.09%)高の4,333,706円と続伸し、5月27日ぶりに終値で430万円を回復した。
東京時間のこの日のビットコインは、410万円から420万円台後半まで一段高となり先月19日の相場急落から形成した三角保ち合いの上放れに成功(第2図)。今週一つの懸念材料だった中国・四川省で前日に開催されたマイニングシンポジウムでは、具体的な方針は示されず意見の収集にとどまったことで安心感に繋がり、ハッシュレートの回復と共に市場のセンチメントが好転した。また、グーグルが2018年に開始した暗号資産(仮想通貨)関連企業の広告掲載禁止策を、米金融犯罪取締ネットワーク(FinCEN)への登録を条件に今年8月3日から解除すると発表したことも好感されている。
米時間に入ると、主要3指数の下落につられる場面もあったが、ビットコインは価格形成を主導する対ドル相場で三角保ち合い上辺がサポートに転じ底堅く推移。対円では428万円を挟み込み、引け後からはもう一段高をトライする展開となっているが、これでビットコインはアク抜けとなっただろうか。
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