2021-06-09 15:00:10
VPNの仕組みと種類
VPNは、インターネット上のプライバシーを守るために必要不可欠なツールです。しかし、すべてのプライバシー保護ツールは一様ではないため、間違いのない選択をするために、それぞれの相違点を理解しておきたいものです。
例えば「無料」と謳っているVPNを完全に信用すべきではありませんし、収益モデルだけでなく、VPN自体の技術的な構造にも留意すべきです。
まず考慮すべき重要な点としては、サービスが中央集権型か分散型か、そしてその技術がオープンソースであるかどうかということです。中央集権型と分散型のVPNの違いや、オープンソースソフトウェアの役割について見ていく前に、VPNの仕組みについておさらいしておきましょう。
VPNは、インターネットユーザーとウェブの間に介在する役割を持ちます。VPNを使用すると、ユーザーのデバイスから発信されたIPアドレスは暗号化され、VPNのサーバーを経由して匿名で送信され、目的地に到達します。
逆の場合も然りで、ウェブサイトから送信されたデータは、VPNを経由してユーザーの元に戻ってきます。
基本的には、中央集権型VPNも分散型VPNもこうしたサービスモデルを提供します。双方が異なる点は、コントロールとコネクションに関係するものです。
中央集権型VPNは、中央集権的組織(通常は民間企業)によって管理・運営されており、こうした企業は、ユーザーに一連のプライベートサーバーへのアクセスを提供し、そのサーバーを通してVPNを運営します。これについて、詳しくみていきましょう。
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