2021-04-07 08:00:00
米投資銀行のゴールドマン・サックスは今月、米ドルに対する弱気見通しを撤回した。ビットコインの価格にはどんな影響を与えるのか?
ゴールドマンは2日、オーストラリアドルやニュージーランドドルを含む通貨バスケットに対する米ドルのショート(売り待ち)取引をクローズすることを推奨する内容のレポートをまとめた。事実上、米ドルに対する弱気姿勢を撤回した。
「この先の数四半期で、これらの通貨は米ドルに対して上昇すると今でも考えているが、米ドルの堅調な上昇と国債利回りの上昇は短期的には米ドルをサポートするだろう」と同行のアナリストは「戦略的後退」と名付けた文書で述べた。ブルームバーグが報じた。
ゴールドマンは、ビットコインが1万1000ドル付近で取引されていた昨年10月9日、ドルのショート取引を推奨した。
ビットコインの価格推移
出典:TradingViewビットコインは3月、史上最高値の6万1557ドルを記録し、大半の主要法定通貨もここ6カ月で大幅な上昇を記録している。FRB(連邦準備制度理事会)の無期限の量的緩和政策で、ほぼすべての資産も過去12カ月で大幅に上昇。
バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)の月次ファンドマネージャー調査によると、ドル下落への投資はこの12カ月で最も人気の高い取引の1つだった。
しかし、ゴールドマンは、国債利回りの上昇による米ドルへの売り圧力が弱まる可能性があるとしている。10年国債利回りは今年、80ベーシス・ポイント上昇し、投資家にとってドルは魅力的なものになっている。
ドルが上昇し、ビットコインが下落する方向に流れが変わるのかどうかはわからない。最近の値動きが参考になるなら、ドルインデックス(DXY)の上昇に対して、ビットコインが下落する可能性は低いようだ。
ドルインデックスは3四半期連続で下落した後、2021年1月〜3月には反発し、3.66%上昇した。それでもビットコインは年初から2倍になっている。
機関投資家からの需要拡大が、伝統的市場に対するビットコインの価値提案を明確なものにするなか、ビットコインは買われ続け、株式やゴールドなどとの相関は弱まっている。
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