2021-08-26 14:40:34
NFTとDeFiを先進技術として掲載
IT調査企業のガートナーが「先進テクノロジーのハイプ・サイクル:2021年」を発表。数々の最新技術の中に、非代替性トークン(NFT)や分散型金融(DeFi)が初登場した。2017年にはブロックチェーンがランクインしていたが、NFTとDeFiの登場は初。
ハイプ・サイクルとは
毎年8月に公開されるガートナーの示す「ハイプ(誇大評価)・サイクル」は、テクノロジーとアプリケーションの成熟度と採用状況のほか、実際のビジネスソリューションの解決や新たな機会の開拓にどの程度関連する可能性があるかを図示したもの。
ハイプ・サイクルは、以下の5つの時期から構成され、技術分野の進展を見定めるにあたり、前年比で指標にされやすい。
黎明期
「過度な期待」のピーク期
幻滅期
啓発期
生産性の安定期
「黎明期」には、新たなテクノロジーが誕生し期待が集まるが、実用化の可能性は多くの場合証明されない。「過度な期待」のピーク期では成功事例も多く生まれるものの、参入企業は少ないままだ。
「幻滅期」には成果がでないため関心が薄れるが、「啓発期」では技術のメリットや実用例が広まる。やがて「生産性の安定期」では主流採用が始まり、投資も回収され始めるという見方だ。
2021年におけるNFTとDeFiの位置づけ
ガートナーは下図のように2021年のハイプ・サイクルで、NFTを「過度な期待」のピーク期、DeFiを黎明期に位置付けている。
ガートナーのリサーチ部門責任者Brian…
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