2021-12-28 11:50:10
冬季の電力需要高まりを受け、再び停止命令
イランの国営電力会社Tavanirは、同国内での暗号資産(仮想通貨)マイニング事業を、再び一時停止するよう命令した。Financial Tribuneなどが報じた。
イランは、以前より気温の上昇や下降にともなって電力需要のひっ迫する時期には、マイニング事業を停止する措置を取っている。
2021年には、5月から9月まで停止命令が施行され、9月22日より再開していたが、冬季に入り、また停止となる格好だ。低温により国全体のエネルギー需要が増加することを予想した上での取り決めとなる。
Tavanirによると、仮想通貨マイニングファームへの電力供給停止以外にも、夜間に安全な地域の街灯を消すことや、電力消費についての監視強化など、一連の節電措置が行われるという。
違法事業者の取り締まり続く
一方で、電力停止措置はライセンスを受けたマイナーが対象となるが、無免許で違法にマイニングを行う事業者も存在しており、問題になっている。
イランは2019年にビットコインマイニングを合法化、事業者のライセンス制度を導入した。しかし、登録されたマイニングファームは、必要な電力をより高い料金で購入する必要があるため、多くの事業者が、ライセンス登録しないことを選んできた。
9月時点で、Tavanirがこれまでに5,300以上の違法マイニングファームを閉鎖、21万台を超えるマイニングマシンを押収してきたことが報じられている。
関連: 。
長文は切り捨ててております。元ソースよりご確認ください。
元ソース
続き・詳細はこちら イランの冬季節電措置、仮想通貨マイニング事業に一時停止命令