StarkWareが暗号証明の集約技術をリリース、L2のスケーラビリティ向上へ

仮想通貨



2022-08-16 11:40:25

StarkWareの新技術

暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)のスケーリングソリューションを開発するStarkWare社は11日、「Recursive Proofs(再帰的証明)」技術をリリースしたことを発表した。

Recursive Proofsは暗号証明の集約化により、StarkWareが開発するL2(セカンドレイヤー)の「StarkNet」を含む複数のプロダクトのスケーラビリティを改善する。

StarkWare共同創設者Ben-Sasson氏は14日に開催されたETHソウルで、「Recursive
はガスコストを下げ、証明能力が高く、レイテンシーが低いため、スケーリングに最適」と説明。6,000万枚のNFTを1回の取引で発行可能と主張した。

スターク🐺
スタークエクス 🚀
カイロ🦅
シャープ🤝
スタークネット✨

私たちの次のマイルストーンはメインネットで公開されています: Recursive Proving of General Computationhttps://t.co/B3IkkXl5NT

— スタークウェア (@StarkWareLtd) 2022 年 8 月 11 日

StarkNetは、オフチェーンで処理した数百件のトランザクションを1つの暗号証明に集約し、イーサリアム・ブロックチェーンに保存する「ZKロールアップ」を使用。競合のOptimisticロールアップより不正耐性が高く、送金の処理時間が短い等の利点がある。

しかし、ZKロールアップで大規模なデータ(状態)を証明するにはメモリなど計算リソースを要すため、スケーラビリティ上の障壁もあった。Recursive Proofsはトランザクションを証明する暗号証明を、さらに別の証明にまとめることができるため、「ZKロールアップの限界を覆すもの」とされている。

StarkWareのコアエンジニアリング部門Gidi Kaempfer責任者は以下のように述べている。

ジェット機に数百人ではなく、数千人の乗客を快適に乗せる方法を見つけたようなもの。Recursive…

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