重要データからみる仮想通貨市場、DeFi総預入額は一時5兆円超に|CoinPost週次レポート

仮想通貨



2021-04-04 14:55:37

4月の仮想通貨市場

4月第1週の暗号資産(仮想通貨)市場。

一時55,000ドルまで下落したビットコイン(BTC)だが、3月29日にはVisa社のステーブルコイン「USDC」の決済導入開始の報道が材料視され、再び上昇基調に。

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2日には一時60,000ドル台を回復したものの、急ピッチな上昇の反動から、4日にかけて57,000ドルまで反落した。

出典:CoinMarketCap

先週は、ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーが機関投資家向けのビットコイン関連の仮想通貨の投資商品の提供することがわかった。CMEのマイクロビットコイン先物の提供や、Bakktのビットコイン支払いを可能にする消費者向けアプリローンチするなど、仮想通貨サービスの発表も相次いだ。

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時価総額2位のイーサリアム(ETH)は、2日に過去最高値を更新した。決済大手のVISA社がイーサリアム・ブロックチェーン基盤のUSDCの決済導入を発表したことなどが思惑となった。ステーブルコインが大手決済企業により採用されるのは初の事例だった。

出典:CoinMarketCap

7月に大型アップデート「ロンドンハードフォーク」を控えるイーサリアムだが、仮想通貨アナリストのCantering Clark氏は、「オプション市場では、6月25日に期限を迎えるOI(未決済建玉)で3,520ドル(約39万円)を予想する取引が多い」と指摘。オプション市場の見立てを示唆した。

Is it the start of $ETH season? Options market making some big bets into June.

3200 strike has a bullseye on it.

Chart thanks to @GenesisVol pic.twitter.com/u8B1cbRNvx

— Cantering Clark (@CanteringClark) March 31, 2021

時価総額2兆ドル目前に

仮想通貨市場の全体時価総額は、一時2兆ドル(約220兆円)目前まで膨らんだ。2月20日には、時価総額1兆ドル(約110兆円)を到達したばかりだった。

出典:CoinMarketCap

1月1日時点での仮想通貨市場の時価総額は約77兆円だったため、約3ヶ月で200%近く増加した形となる。仮想通貨市場全体の市場規模は2018年以降、長らく4,000億円以下を推移していた。

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