2021-05-18 11:55:57
CBDCのリスク
米格付け会社のフィッチ・レーティングスは、一般向けの中央銀行デジタル通貨(CBDC)の広範囲に及ぶ導入は、リスク管理が不十分な場合、金融システムを混乱させる可能性があると指摘した。
フィッチが言及しているのは、いわゆるリテール型(小口決済型)と呼ばれるCBDCで、以下の二つを主なリスクとして示した。
①市中銀行の預金口座からCBDC(中央銀行)の口座へ、資金移動の流れが急速に増加するリスク。
②中央銀行と一般経済との接点が増えることで、サイバーセキュリティの脅威が高まる可能性。
リテールCBDCの場合、これまで中央銀行と直接の取引関係を持たなかった個人が、CBDCを小口決済に利用することになる。そのため、アクセス数の急速な増加などにより、中央銀行システムが抱えるリスクも増大し得ると考えられる。
急速な資金移動のリスク
広範にわたる資金移動によって「金融の仲介機関(市中銀行)の排除」が起こり、金融システムの混乱につながりかねないとフィッチは指摘している。
資金移動リスクとその影響に関しては、下記の「SBI R3… .
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